土蔵が完成

少し前に、改修工事はほぼ完了していたのですが、ちょっとした手直し工事で手こずってしまい、大変な思いをして取り組んできた土蔵の工事が、やっと完了しました。一般住宅と違って、お寺様の建物は色んなコダワリがあるので、ちょっと戸惑う面があります。

非常に大雑把に、今回工事の流れをご紹介しますと、元々は、こんな感じの建屋だったんです。



しかし、震災による被害で傷んだ箇所も多かったため、土壁をやり直すよりも今回は、外壁にガルバリウムのサイディング張りで仕上げる事になりました。

壁を解体すると、こんな下地が出て来ます。



この上に、木下地を作って、



その上に構造用合板を張り、



更にその上に、ガルバリウムのサイディングを施工します。



しかしここで問題になったのが「窓枠が外壁よりも引っ込んでしまった」という事です。こうなってしまいました。



宮大工の杉本棟梁にも「窓枠が引っ込んだ土蔵なんて、見た事がないぞ!」と厳しいお言葉を投げ掛けられましたので、苦しんだ末、私達の出した結論は「漆喰仕上げで厚く盛って窓枠を壁面よりも前に出す」という事です。実はここに至るまで、元々の仕様に近くするため「洗い出し仕上げ」にも挑戦したのですが、形状と厚みの関係から、定規起こしという直線と直角で仕上げていく事が難しく、断念してしまっていたんです。

左官仕上げには、土蔵を作った経験もある左官さんに来て貰い、こんな感じで仕上げていきました。



そうして、こんな感じで仕上がりました。いかがですか?私は「結構、カッコイイな」と思うんですけど・・・。



まだ、足場が一部に掛かっているため、全景は見えないんですが、落慶法要までには足場をばらして、何とか間に合わせたいと思います。

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