安部です。
私は今、福岡県北九州市の自宅でお盆休みを過ごしております。そんな中、福島との関わりが見えて来た事がありましたので、ご紹介致します。(あまりいい話しではないので、申し訳ありませんが)
小倉駅前のデパ地下で、買い物に付き合ってましたら、須賀川でよく食べてました懐かしい桃が陳列されてました。小倉でも例年は、この時期には桃がたくさん売れていたと思うのですが、今回は売れている気配がありませんでした。
桃の奥にあるのは、山形のサクランボで、こちらもあまり売れている様子はありません。
そして桃の売り場横には、このような段ボールが山積みになってました。
箱を見ると「JA伊達のミスピーチ」でした。販売価格(5玉で599円)の横にも「福島産」と明記されてました。桃の産地と言えば、福島以外にも岡山が有名なのですが、岡山産のものは置かれてませんでした。販売側としては「福島を応援したい」という気持ちなんだと思いますけど、消費者には敬遠されていたようです。
「風評被害」という事も、ある面では真なのですが、何を買うか選択するのは消費者ですから、その消費者から好まれないものを流通させるのも考えものかも知れませんね。とは言え、こうなったのは農業生産者の責任ではありませんので、政府と東電に全て買い取ってもらい、被曝する可能性のあるものは流通させない事の方が、長い目で見たら正解なのかも知れないですね。
桃は旬のタイミングが短いので、上記の写真の通り、売れ残ったら、処分するしかなくなってしまいますから、岡山産のものも一緒に並べるべきなんでしょうね。震災は天災ですから致し方ない面はありますが、原発の事故とその対応は、全国各地で、先々まで暗い影を落とす事になりそうですね。
北九州での一風景
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