アクアスでの補修工事

3月11日の大震災直後は「水道やガスの元栓締め」「瓦降ろし」「屋根へのブルーシート掛け」等に追われ、5月下旬からはリフォーム工事が徐々に増えて来ているのですが、この1ヶ月の間、増えて来ているのは「単なる補修では、余震で元に戻ってしまうので、少し手を掛けて修繕しよう」というパターンの補修工事です。具体的には、次のようなものです。

工事前は、室内の柱が落ち込んだり、畳や床がふわふわの状態になってます。例えば、柱が落ち込んでいるのは、こんな状態です。



これに合わせて、家が若干傾いたり、束が外れてふわふわの状態になっている箇所もありますので、アクアスでは最初に、水平・垂直を正常に戻す建て起こしを行います。手順としては、このように畳をめくって、その下の床板を外し、床下にもぐれるようにします。

 

一方、土台から上げて水平にするため、基礎の一部をハツって、ジャッキアップします。

 

床下でも、寝っ転がった姿勢で同様の作業をし、声を掛け合いながら、建物全体が水平になるような調整をします。この時、合わせて、束の調整も行い、畳や床がふわふわしないように再設定します。

 

最後に、固定金具で補強した上で、モルタルでハツった穴を埋め、水平にする作業は終了です。もう少し、嵩上げをする場合は、配筋等の補強も行います。



建物を水平にしてから、大工さんによる建具調整に入ります。建て起こししないまま建具調整をしてしまうと、調整が大変なだけでなく、次に傾いた時には、調整が更に難しくなってしまいます。少々面倒でも、キッチリと建て起こししてから全ての作業を行うべき、と、アクアスでは考えて取り組んでおります。

次に基礎補修も増えて来てます。これも、表面を補修するだけでは、余震でまたクラックが発生してしまいますので、次のようにしてます。

工事前は、このようにクラックが入ってます。



クラックの入った部分にUカットを入れ、そこにコ―キングを施します。

 



その上を、モルタルで仕上げます。



3月11日の大震災よりも大きな地震が来たら、どうしようもありませんが、震度5程度までなら、ここまでやっておけば、まずは大丈夫だろうと思います。

コストを落とそうとして表面だけ補修しても、またやり直しになってしまいますので、かえって高くつく事になってしまいます。

やはり、どういう場合でも、キッチリとしたステップは必ず踏まえ、その範囲内でコストの削減を図るべきかと思います。このような補修のご依頼は、まだまだこなせない位、溜まって来ております。須賀川の皆さんが安心して生活出来るようになるまで、頑張ります!

カテゴリー: イベントインフォメーション   パーマリンク

コメントは受け付けていません。